みなさま、こんにちは。
あんど鍼灸整骨院です。
さて今回のテーマは
「関節の音が鳴るのは大丈夫?」
です。
膝を曲げたり首を回したり指を引っ張った時に「ポキッ」と鳴ることがありますよね。
患者様から「大丈夫ですか?」と質問されます。
様々な諸説がありますし原因はよく分かってないのですが、私はこの音の正体を
「関節内に溜まった気泡の破裂により音が鳴る」と考えてます。
「関節内圧が音を伴って変化する時に発せられる」ですね。
だから1回鳴ってしまうとしばらく時間が経過するまでは鳴りません。
「骨が鳴ってるの?」と質問されますが骨は鳴ってないと思います。
もし骨が鳴ったとするとそれは相当な痛みが伴うし骨が鳴ったとしたら骨折なので大変なことですよね。
「何回も鳴らしたら関節太くなる?」
これもよく質問されますけど太くなったり変形したりすることはないと思います。
ただ不必要に鳴らしたり無理に鳴らしたりすると関節に負荷が掛かって痛みが出る場合があるので気を付けてください。特に頚部(首)には脊髄神経があるので注意して下さい。
後は肩関節や膝関節に多いのですが硬結した筋肉や靭帯や腱などが引っ掛かって動かした際に音が鳴る場合があります。
「インピンジメント」と言って肩関節周囲炎やいわゆる四十肩、五十肩に多く見られます。
この場合は動かす度に音が鳴り痛みを伴うこともあり関節の動きが制限されている事が多いですので注意が必要ですね。
そのまま放置すると肩関節の大幅な拘縮や強い痛みにもなりかねませんので医療機関での診療をおススメしま~す。