みなさま、こんにちは。
あんど鍼灸整骨院です。
今回は
「急に痛くなった時は温める?冷やす?」
のテーマです。
日頃患者様から良く質問されますね。
様々な考え方や方法があるので一概には言えませんが、私の考えでは
「急な痛みは冷やす」
です。
(「冷える」と「冷やす」は全然違って「冷やす」は「アイシング」とも言われてます。
プロのスポーツ選手が試合後に肩や足などをアイシングしてるのをご存知の方も多いと思います。)
痛みの表現でいうと
「ズキッ、ビリッ、ジンジン」 (いわゆる鋭い痛み)
こういった類の痛みは
「炎症」
を起こしていると考えれます。
ちなみに炎症の5大兆候は
「疼痛(痛み)、腫脹(腫れ)、発熱、発赤、機能障害」
これらの兆候が見られる場合は炎症を起こしています。
例えば冬の寒~い日に何かの作業をしてて腰にグキッと痛みが出現したとします。
「寒いから冷えたんやで~」
「冷えたから悪くなったんやで~」
こんな時に風呂で温めたり、貼るカイロを痛みのある患部に貼ったりする方が多いように見受けられます。
確かに痛みの引き起こした原因は寒さによる筋肉の緊張や関節が固くなってしまった事によるかもしれません。
しかし、痛みが出現した後は少なからずとも患部には炎症が起こってると思います。
その時に風呂や貼るカイロなどの「熱」を加える事は炎症状態を助長して結果的に痛みを強くすると考えます。
◎もしアイスノンや氷嚢等で冷やす事が苦痛で無かったり抵抗が無い方は
「冷やす」
◎寒いのに嫌やなぁ~、冷やすのちょっとかなわんなぁ~、こんな方は
「温めない」
◎冷やすのは嫌やけど何かしないと不安だなぁ~、こんな方には
「冷シップ」(サロンパスや冷えピタシート)を貼る
こんな感じで対処して下さい。
注)だいたい15分を目安にアイシングして下さい。
保冷剤等でアイシングするのはおすすめしません。
アイスノン等の柔らかい素材の物や無ければ氷を数個袋に入れて少し水を入れて氷嚢を作るのも良いです。
まれに冷やす事で身体が余計に緊張される方がいますので冷やしてる時には注意して身体の観察をしてくださいね。
後は出来るだけ早く医療機関に行って診てもらって下さい。